1回の食事で私たちは何回位噛んでいるでしょうか?
そんなこと考えた事もないな~。という方が殆どだと思いますが
昔の人との噛む回数を比べた研究結果をみると
弥生時代・・・3990回 (食事の時間約51分)
戦前・・1420回 (約22分)
現代・・620回 (約11分)
このように現代人は弥生時代の人(約2000年前)と比べると
咀嚼回数も時間もずいぶん短くなっているというデータがあります。
え~そんなに違うの!?とびっくりするほど噛む回数が減っているのです。
では、あなたがどのくらい普段の食事で噛んでいないのかをチェックしてみましょう!
- 一回の食事が5分から10分で終わる
- 毎回食べる量が多い
- 柔らかいものを好んで食べる
- 他の人と食事をしていると一番に食べ終わる
- 食べながら飲み物をのむことが多い
- 一人で食事をすることが多い
- 歯と歯の間に物がはさまりやすい
いかがでしょう?いくつ位当てはまりましたか??
「カレーは飲み物だ」なんて言葉を聞いたことがありますが、
現代の食事は昔と比べると欧米化し柔らかいものや噛まなくてもいいような
メニューが多くなっているのも大きな要因の一つ。
実際に次あなたが何かを食べる時、自分がどの位噛んでいるのかを意識して、
一口30回噛んで食べてみてください。
意外と噛まずに飲み込んでた!という人が多いと思います。
早食いは糖尿病やメタボなどへの影響がとても大きいと言われ
「食事を10分もかけないで食べる人はだいたい太っている」
「太っている人のほとんどが早食いの自覚がある」という事実もあります!
早食い=肥満
につながりやすいのです。
よく噛む事「咀嚼の重要性」を知れば、あなたも今日からよく噛んで食べたくなりますよ~
よく噛む事のメリット
よく噛む生活をしていた卑弥呼の時代にちなんで
「ひみこのはがいーぜ」という標語があり、
こんなにも沢山のメリットがあります!
卑(ひ)・・肥満予防(満腹中枢が働いて食べ過ぎ防止・ダイエット効果)
弥(み)・・味覚の発達(味わって食べることでおいしく感じる)
呼(こ)・・言葉の発音(口の周りの筋肉を使うことで表情豊かになり小顔効果も!)
の・・脳の発達(脳への血流量が増えるのでボケ防止にもつながる)
は・・歯の発達(唾液が沢山出ることで虫歯や口臭予防にも◎)
が・・がん予防(唾液には毒消しの作用があり、発がん性物質を中和する)
い・・胃腸の快調(消化を助け、胃腸の働きを活発にする)
ぜ・・全力投球(歯をくいしばることで力を発揮できます)
どうですか?健康や美容にとってすごく嬉しいことだらけじゃないですか?
よく噛むだけでがん予防にもなるなんて!
ということは噛まずに食べている人はいろいろと損をしている可能性大ですよね。
よく噛むためのコツ
やってみると分かるんですが、噛まずに食事するのが習慣になっている人が
しっかり噛むようにするのは実は意外と難しいもの。
長年のクセなので本当に意識をしていないと、
無意識のうちに噛まずにすぐ飲み込んでしまうんです…
そこでよく噛むために簡単にできる事をお伝えします!
この中からあなたにあったよく噛む方法を見つけてみて実践してみて下さい(^^)
①一口30回噛むようにする
練習に一口めはお米を甘みを感じるまでたくさん噛んでみましょう
②スマホやテレビを見てながら食べをしない
噛む事への意識が減ってしまいます。ありがたく食事を頂く気持ちを思い出して!
③食べ物を口に入れたら箸をいったん置く
一番簡単で効果的な方法です!
④硬い食材や、食材の切り方調理法を変える
食物繊維の多い食材をとる、白米を雑穀米や玄米にするのもおすすめ
⑤15分から20分かけて食べる
複数人で食事をしている時には一番最初に食べ終わらないようにしてみましょう!
⑥口に物が入っている間は水分をとらない
意外と水分で流し込んでいることがあります。よく噛んで唾液をたくさん出しましょう!
他にも、箸休めのアプリや痩せ箸といったよく噛むための便利グッズもあるそうですよ。
最後に
私も、実は早食いの自覚があり数年前からなんとかしたいなと思っていましたがなかなか長続きせず(^^;)
長年の習慣なので、意識しないとついつい早食いになってしまいますが
よく噛む事を意識すると本当に食べる量が減り、お通じがよくなりました!!
劇的な変化や大きな変化は感じにくいかもしれませんが、なんだかいい感じ♪
が続くとよい生活習慣が身についていきます。
こういった些細な生活習慣の積み重ねが数年後のあなたの健康を左右しますよ!
ぜひ参考にしてみてください!
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