肩こりに湿布ってどうなの?

〈そもそも、肩こりの原因は?〉

よく肩こりで、湿布を直接肩に貼る人いますよね。

はたして、肩こりに湿布は効果があるのでしょうか?

 

今回は肩こりと湿布の関係について書いていきます!

 

そもそも肩こりとは、肩の筋肉が血行不良になって起きている症状です。

 

筋肉は血行不良になると、十分な酸素や栄養がいきわたらずに、疲労物質が溜まりどんどん硬くなってしまいます。

 

当院では、慢性的な肩こりの根本的な原因は、肩にはないことが多いとお伝えしています。(詳しくはこちら→ https://horiuchi89.com/post-4732/ ‎)

 

つまり、肩以外のどこか(腕や手など)が肩に負担をかけ、肩の筋肉の血流が悪くなり、十分な酸素や栄養がいきわたらずに、疲労物質が溜まり、結果として肩こりを起こしているというわけです。

 

ですので当院の考え方では、肩に湿布を張るということは、根本的な改善にはならないのですが、湿布の種類や使い方をしっかり知っておけば、肩こりを応急処置的に減らすことは可能です!

 

〈肩こりには、どんな湿布が効果的?〉

それは、「温湿布」です!

 

温湿布の成分に、カプサイシンと呼ばれる物質が含まれています。

 

カプサイシンは、唐辛子にも含まれている成分で、これによって湿布が貼られた部位が温かく感じられます。

肩こりは、肩の筋肉の血行不良から起きているので、温めることが効果的です

 

あなたは、サロンパスなどの冷湿布を肩こりに使用してないですか?

 

スーッとして悪いところに効いている感じがすると思いますが、逆に血行を悪くして症状を悪化させる可能性もありますで、気をつけてくださいね!

 

冷湿布が絶対にダメってわけではなく、使う目的が冷湿布と温湿布で違う事を理解しましょう。

 

冷湿布は、基本的に痛みがある場所に炎症や腫れがある場合、それらを抑えるのが目的です。

 

打撲や捻挫をすると痛めた部分が腫れたり、内出血を起こすと思います。あれが炎症症状なので、そういう場合は、冷湿布が効果的です!

〈湿布をはると肌がかぶれちゃう人へ〉

肌が敏感な人は、湿布を貼るとその部分が赤くなったり、ブツブツができたり、かゆみが出たりと肌がかぶれる人もいます。

 

そんな人は、ホットタオルで代用しましょう!

 

ホットタオルの作り方・使い方

1.ハンドタオルを水で濡らし、硬く絞る。

2.絞ったタオルを電子レンジで500~600Wで30~60秒温める。

3.温めたタオルを肩こりが強い場所にあてる。

4.タオルが冷たくなってきたら、もう一度、加熱して同じところにタオルをあ  てる。(これを2~3回繰り返す)

〈まとめ〉

肩こりの症状を一時的に和らげるには、温めることが効果的です。

 

今出ている、痛みがどんな痛みなのかをしっかり把握した上で、湿布やホットタオルを使うとよいでしょう。

 

ただ、慢性的に肩こりが辛い場合は、湿布やホットタオルだけでは改善は難しいので、病院・整骨院・整体などで診てもらうことをお勧めします。

 

以上、肩こりを和らげたい方は、参考にしてみて下さい!