肩こりと手の痺れの関係

肩こりがひどいなーと思っていたら、なんだか手も痺れてきた。

これって肩こりと何か関係あるのか、気になる方もおられるのではないでしょうか?

 

ということで、今回は手の痺れと肩こりの関係について考察していきます!

 

手のひらの神経はどのように繋がっているのか?

肩こりと手の痺れの関係を考える上で、まず「手の神経はどのようにつながっているのか?」を簡単に説明していきます。

 

手が痺れが出ている場合、手に繋がっている神経がどこかで圧迫されています。

 

ですので、手の神経がどのように繋がっているのかを理解しておいた方が、肩こりとの関係がわかりやすくなるので、まず最初に手のひらの神経について簡単に説明していきます。

 

手の神経は頸椎(けいつい)と呼ばれる首の骨から出発します。
そこから、鎖骨の下を通り、脇→腕→肘→手へとつながっています。

 

先ほども述べたとおり、手に痺れが出る場合は、この神経が通っている道のどこかで神経が圧迫されている可能性があります(たとえば、鎖骨の下で神経が圧迫されている場合は、胸郭出口症候群と診断されたりします)。

 

神経が圧迫されるパターンを大まかに分けると、首の骨の間の組織(椎間板)が飛び出る「頚椎ヘルニア」などのように骨の変形に問題があるパターンと、筋肉が硬くなって神経を圧迫しているパターンに分けられます(糖尿病などの病気由来のものもあります)。

 

もし、頚椎の変形が原因で痺れが出ている場合は手術が必要になります。

 

骨の変形や病気が原因でない場合は、ほとんどの場合は筋肉に原因がありますので、筋肉にアプローチをしていくことで改善が見込めます。

 

 

肩こりは肩だけが原因じゃない

次に肩こりについて簡単に解説します。

 

肩こりって、皆さん簡単に良くなると思っていませんか?

でも、実は簡単そうな症状に見えて、意外と難しい症状なのです。

 

それはなぜかというと、肩こりは単純に肩の筋肉が硬い場合もありますが、内蔵や、自律神経、ストレス、肩以外の筋肉などに原因があることがとても多いのです。

 

ですから、簡単に改善する肩こりもありますし、原因が複雑な場合は改善するまでに時間がかかるケースもあります。

 

 

肩こりと手のひらの痺れの関係は?

ここまで、手の神経と肩こりについて説明してきました。

では、ここから肩こりと手の痺れについて説明していきますね。

 

先ほど、肩こりの解説で、肩の筋肉以外に肩こりの原因がある場合があると説明しました。

その原因のひとつとしてあるのが「脇や腕・手の筋肉のコリ」です。

 

脇や腕・手筋肉が凝る(硬くなる)ことで肩が凝ることが多々あります。

そして、この腕や脇というのは手の神経の通り道でしたね。

 

ここで、上で述べた話をまとめると

肩こり→手の神経の通り道である首肩や脇・腕・手の筋肉が硬くなることで生じる

痺れ→首肩や脇・腕・手の筋肉が硬くなることで神経が圧迫され痺れを起こす

 

ということになります。

つまり、肩こりの原因がそのまま手の痺れの原因にも繋がっているということですね。

 

このような理由から、肩こりから手の痺れがでるということは十分考えられます。

 

 

最後に

肩こりと手の痺れについての関係はなんとなくお分かりいただけたでしょうか?

 

手だけでなく、痺れが出ている状況というのは、体の状態は結構良くないので早めに対処しておいた方が良いです。

 

痺れは骨の変形や病気で出ることもありますので、まずは病院を受診されるのをお勧めします。

 

もし、検査で骨や病気などに問題がなければ整骨院や整体院がお役に立てるはずですので、ぜひお近くの専門店に行って相談してみて下さい。