意外と知らない!?唾液のすごい効果

皆さん、食事の時に良く噛んで食べてますか?

良く噛んで食べると、当然唾液が出てきますが、実は唾液には体に良い効果がたくさんあるんです。

 

そこで、今回は唾液が持つ効果について説明していきます!

 

唾液にはどんな効果があるの?

では、早速どんな効果が唾液にはあるのか見てみましょう!

 

<唾液の効果>

1.消化を助ける

2.歯の再石灰化作用

3.口臭予防

4.味覚を良くする

5.発がん性物質を抑える

 

と、このように色々な役割があるんです。

ではそれぞれについてもう少し詳しく説明していきましょう(^^)

 

 

1.消化を助ける

もしかしたらこの効果は良く知られているかもしれませんね。

 

唾液には「アミラーゼ」という消化酵素が含まれています。

これは、お米やパンなどに含まれているデンプンを消化してブドウ糖に変える性質があります。

 

アミラーゼは膵臓からも分泌されますが、良く噛んで唾液を口内で分泌させることにより、すい臓にかかる負担を減らすことができます。

 

 

2.歯の再石灰化作用

食事の後は口の中が酸性になりますが、唾液の働きにより30~60分程かけて口の中が中性になってきます。

 

そうすると、唾液の中に含まれているスタテリンが唾液中に含まれているカルシウムと結合し、歯の石灰化を促してくれるので、虫歯になるのを防ぐことができます。

 

ただし、歯磨きの磨き残しがあると口の中が酸性になって歯の表面のエナメル質が溶けやすくなるので、歯磨きはしっかり行いましょう!

 

3.口臭予防

唾液の作用に、抗菌作用があります。

唾液で口が潤っていることで口腔内の最近の繁殖を抑えてくれるので、口臭を予防してくれます。

 

4.味覚を良くする

味覚には亜鉛が深く変わっているのはご存知の方も多いと思います。

ですが、唾液にも味覚を強くする役割があります。

 

舌には味を感知する「味蕾(みらい)」という器官がありますが、唾液は食物に含まれている味成分を溶かして味蕾に運ぶ役割を担っています。

 

ですので、良く噛んで唾液と食べ物が混ざる事で、より味を感じやすくなります。

 

5.発がん性物質を抑える

唾液の効果の中でもこれはあまり知られていないかもしれませんね。

 

じつは、唾液中の酵素には食品添加物などに含まれる発がん性物質を抑制する効果があることが分かってきました。

 

唾液に食品添加物に含まれる発がん性物質を30秒ほどつけると、その発がん性を数十分の一に抑えることができるという報告もあります。

 

 

このように、唾液にはとても重要な役割がたくさんあります。

唾液が出ないと、虫歯・味覚障害・口臭など、いろいろな症状にもつながりますので、唾液を出すということはとても大事なものなのです。

 

唾液腺をマッサージして唾液を出そう!

ここまで唾液のいろんな効果をお伝えしていきました。

次は、自分で簡単にできる唾液を出すセルフケアをお伝えしていきますね!

 

マッサージする場所は、上の図にある「舌下腺」「顎下腺」「耳下腺」の3ヵ所です。

それでは説明していきますね。

 

 

マッサージ1(耳下腺)

耳の少し前方、上の奥歯あたりを親指以外の4指で押さえます。

その状態から円を描くように後ろから前に向かって10~20回ほどマッサージします。

 

マッサージ2(舌下腺)

顎の先端部分の内側に、親指をそろえて顎の真下から突き上げるように10~20回程度押し上げます。

 

マッサージ3(顎下腺)

顎の骨の内側のラインに沿って指先で10回~20回押し上げていきます。

 

 

最後に

いかがでしたでしょうか。

こうやって見てみると、唾液は私たち人間にとってとても大切な役割を持っていまるということがお分かりいただけたかと思います。

 

セルフケアの方法も書きましたが、基本はやはり良く噛んで食べることだと思います。

良く噛むことで、唾液以外にも体に良い効果が色々ありますので、ゆっくり味わいながら食事を楽しみましょう(^^♪